🎨 直感的な変形ツール「プロポーショナル編集」でモデリングを効率化!
Blenderで人の顔や山脈のような滑らかな曲面を作ろうとすると、一つ一つの頂点を動かすのは大変な作業になります。そんなときに役立つのが「プロポーショナル編集 (Proportional Editing)」です。
この機能を使えば、選択した要素だけでなく、その周囲の要素も滑らかに連動して変形させることができます。
この記事では、プロポーショナル編集の基本的な使い方から、様々な変形方法、そして知っておくと便利な設定まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
この機能をマスターして、あなたのモデリングの幅を広げましょう!
この記事で学べること:
- プロポーショナル編集の有効化/無効化
- 影響範囲の調整方法
- 目的の形状に合わせて選べる減衰タイプ
- 「接続のみ」「ビューから投影」といった便利な設定
A. プロポーショナル編集の基本
プロポーショナル編集は、選択した要素を動かすと、その周囲の要素も一緒に動いてくれる機能です。
1. 有効化と無効化
- 有効化: 画面上部にある円形のアイコンをクリックするか、ショートカットキーの**
O
キー**を押して、プロポーショナル編集を有効にします。 - 無効化: もう一度同じ操作をすると、無効になります。
2. 影響範囲の調整
プロポーショナル編集を有効にして移動(G
)、回転(R
)、拡大縮小(S
)などの操作をすると、選択した要素の周りに円形のギズモが表示されます。
- この円が影響範囲を示しており、この範囲内の要素が変形します。
- 影響範囲は、操作中にマウスホイールを回すことで自由に調整できます。
B. 様々な「減衰タイプ」で思い通りの形に
プロポーショナル編集の変形の仕方は、「減衰タイプ (Falloff Type)」によって変えられます。影響範囲の円の下にあるドロップダウンメニューから選択できます。
- スムーズ (Smooth): 選択した要素から離れるにつれて、滑らかに減衰します。最も一般的に使われるタイプです。
- 球状 (Sphere): 球体のような形状に変形させます。
- ルート (Root): 根元が太く、先端が細くなるように変形させます。
- 逆二乗 (Inverse Square): 急激に影響が弱まり、先端が鋭くなるように変形させます。
- シャープ (Sharp): 変形の中心に鋭い角ができます。
- リニア (Linear): 直線的に影響が減衰します。
- 一定 (Constant): 影響範囲内は均等に変形します。
- ランダム (Random): 影響範囲内の要素をランダムに変形させます。
C. 知っておくと便利なプロポーショナル編集の設定
プロポーショナル編集には、さらに2つの便利な設定があります。
- 接続のみ (Connected Only)
- このオプションにチェックを入れると、選択した頂点に直接接続されているメッシュのみがプロポーショナル編集の影響を受けるようになります。
- 複数のオブジェクトが重なっている場合でも、選択したオブジェクトだけを変形させたい場合に便利です。
- ビューから投影 (Projected from View)
- このオプションにチェックを入れると、画面に映っている範囲が影響範囲になります。
- モデルの背面にある要素には影響を与えずに、手前側だけを変形させたい場合に役立ちます。
応用テクニック:非表示(ハイド)との組み合わせ
- 編集したくないメッシュの一部を**
H
キー**で一時的に非表示にすることで、プロポーショナル編集の影響が及ばないようにできます。 - 編集後に**
Alt + H
キー**を押すと、非表示にしたメッシュが再表示されます。
まとめ:プロポーショナル編集で滑らかなモデリングを
お疲れ様でした!今回は、Blenderの「プロポーショナル編集」について学びました。
O
キーで簡単に有効/無効を切り替えられる。- マウスホイールで影響範囲を調整できる。
- 用途に合わせて減衰タイプを選べる。
- **「接続のみ」や「ビューから投影」**といった設定で、より精密なコントロールが可能になる。
プロポーショナル編集は、複雑な形状や有機的なモデルを作成する上で非常に強力なツールです。ぜひ色々なオブジェクトで試して、この機能を使いこなせるようになってください!