運命物語

過去の経緯と経験談
  • 「裏切り」
  • 「面接」
  • 「工場見学」
  • 「確認」
  • 「初出勤」

裏切りと、挫折・・

さて、今から書く物語は、実体験を基に、話をまとめて書いてます。

人には・・多分、生まれ持った、運命みたいな物が在るんだと思います・・私は、よく人に裏切られます・・子供のころは、友達に待ち合わせを、よくスッポカされてたし・・婚約していた女性が、同じ職場の後輩と、結婚なんてのも・・経験しました・・けっこう、その後輩、可愛がってたつもりでした・・・

まあーそんなもんでしょう、世の中はと・・自分に言い聞かせ続けた毎日・・
親子そろって、ほんと・・・人の良い家系だと・・


当時は、ほんと辛かったんですけど・・人間は忘れる事ができます・・助かりました・・時間の経過と共に、彼女との思い出も・・・少しずつですけど、薄れていくのが分かりました。

・・裏切る側よりは、裏切られる方が・・人としてマシかなと・・勝手に解釈できる位に、精神的な、ダメ-ジは時間が、癒やしてくれました。

それらを経験して、25年ほど・・時は進みました。

今度は、5年ほど前に信頼していた、今の会社の社長に、裏切られ・・・自分が立ち上げた、企画のポストから下ろされました。人が良いのは、今も続き・・・未だに、会社辞めずに・・・良い会社だから、後輩の今後が、少しでも良くなればとか思い・・現場で頑張ってみましたけど、いよいよ自分の居り場もなくなり限界かなと・・・・・

過去の経緯・・「面接」

物語ですから、過去の経緯を、書いてみようと思います。
今の会社に入社したのは、今から30年前位になります。 昭和62年だったかな?・・  とにかく日本が、行け行けドンドンの時代でして・・何か経営していれば、少しずつでも成長できるみたいな時代でした。

もちろんバブルが、はじける前です。
私は、当時からパソコンに興味を持ち、独学でプログラムを勉強していました 今のような時代が、来ると確信し、情報処理の会社に就職するつもりで、日々勉強して毎日が終わってました。

その当時の働き先では、時間の確保が難しく・・転職を考えて、プログラムの独学を続けてました。

ある朝の、新聞の求人欄に家具製造の会社が募集をかけていました・・
場所が実家に近いのと、家具の設計や、製造の経験がありましたので、受けて見ることにしました。

履歴書を作成して、面接へと向かいました。
初めて、その工場と事務所を見て・・・あまりの古い作りにビックリ!!
全てが、木造作りの大型の工場に、今にも傾きそうな事務所。

・・考え直そうかな・・・しかし・・・
長く務めるつもりじゃないし、取り敢えずと事務所の戸を開けました。

「ゴトガラッ、ごトッ」・・と滑りずらい、音とがしたと同時に・・・・・

事務所の人影の視線が、一斉にこっちに向いてる気配を感じました。

何を言おうかと周りを見渡すと、事務員らしき女性が3人と、30代位の 男性が1人、こちらを、不思議そうな顔で、見ていました。

「あのー ・・・面接に、うかがいました」
冷やりした空間で・・そう、一言絞り出すと・・

「ああ~ 求人見たんですね!!」
と、その中にいた一人の男性が立ち上がり、寄ってきました。

「じゃ、こちらにと・・」、その事務所の奥の扉を開け別室へと招かれました

その部屋は、何の飾り気もなく・・低い木造のテ-ブルと古いソファ-が有り
そのソファ-に腰掛ける様に、進められました。

「ヨイショと」、その男はソファ-に腰掛け・・私も対面する位置のソファ-に、腰を落としました。

「それじゃー、履歴書を見せてもらえますか?」
男はそう言うと、ニコリとしてこちらを窺いました。

その、男性を簡単に表現すると・・・
見た目は、30代で・・身長170位の細身の、どちらかと言えばイケ面顔の元気が売りみたいな男性でした。

「こちらになりますと・・」、封筒の履歴書を取り出しテ-ブルの上に差し出しました。

男性は、履歴書を受け取ると・・静かに開き、無言で読み始めました。
3分も経ったのかな?、私には、長い無音の時でしたけど・・

男性が、口を開き・・
「それじゃー、 いつから働けますか?」

一瞬、私は何を?? 質問されているのか? 把握できませんでした。

「それってー、採用と言う事ですか?」
私は、混乱してる頭で・・そう質問を返しました。

男は、「そうですよと!!」不思議顔で即答してきました。

私が、今まで経験してきた面接なら・・筆記試験が無いにしろ、幾つかの質問
有り・・動機や意気込み見たいな事を聞かれ、何が出来そうかチェックされ、後ほど、採用か不採用の通知を送りますが・・
常識の展開でして・・・いきなり、いつから働けますか? は想定外でして・・

今一つ、ピンとこなくて・・・
どう、答えたら良いものかと~ 頭を切り替えて・・

「履歴書に書いています様に、今現在働いて居ります。
その会社に、迷惑が掛からない様に、後継ぎを済ませてから・・
御社に、お世話になりたいと思いますので・・一ヶ月後で良ければ、再度連絡に伺いまして、翌日からでも働かせてもらいたいと思います。」

「・・・それで、よろしいでしょうか?」

頭を、猛スピ-ドで回転させ・・やっと事で、その言葉を選び問いかけました。

すると・・・ 男は、少し考えてから・・こちらを見て・・

「分かりました。」
「一ヶ月後からの勤務と言う事で・・・」

「何か? 質問したいことは有りますか?」と続けてきたので、私は「別に、ありません」と即答しました。

私としては、別にこの会社に何も求めていないし、期待もしていない訳だし・・・
何よりも・・今一つ噛み合わない、この会話の場を、早く離れたい気持ちが・・・
最優先していました。

すると、男は立ち上がり 「工場の中を、見ていきますか?」と聞いてきました。

「工場見学」

そうだなぁ- 急ぐ必要もないし・・ 珍しい大型の木造工場だし・・
興味もあったので 「お願いします、見させて下さい」 と答えました。

男は、事務員らしき女性を呼び出すと 「それではと。」 言って去って行きました。

「工場内を、見学しますので、私の後を付いてきて下さい。」 と女性に導かれ・・
その女性の後方を、付いて行き・・正面入口らしき所から・・・
私の、この会社への一歩が始まりました。

中に入ると、「キ-ン」 「ガタンゴトン」・・・と 結構な騒音がする箇所でした。
思ったとおり・・周りは薄暗く、色んな機械が作動している見たいです。

「ここが、最初の工程になる1課でして木取り関係の作業場です」 と女性から説明を受け、さらに奥に進んで行きました。

床は、固めた土と言うか・・部分コンクリ-ト補強見たいな感じで・・・在る一面からは高上げされ・・木を引き締めた床作りでして・・その上に鉄枠のロ-ラ-が設置されその上に、製品らしき物が乗っています。

天井は、異状に高く・・大きな木の梁が、幾重にも重なって見えます。
途中の高さに、受け木を通して・・その上に材料らしき木材を備えている箇所も在ります・・・明かりは、途中の低い位置に、通し木を設けて多くの蛍光灯をぶら下げていました。

不安に思う点は、やたら広く・・奥の奥も在りそうだが、何してるのか?何が在るのか?・・・掴めない。
機械は、動いてない物も多く・・・相当古いと、見た目で、すぐに分かる質でして・・・
何よりも、床が水平が取れていないし・・凸凹も多く・・これで、まともに製造品を移動出来るのかなと?

設備として、エアコンが無いは当たり前として・・・暖房さえ整備されていないなぁ- 
想像以上の、悪い環境の工場でした。

奥に、奥にと進むと・・・「カタッ カタッ」 「カッカッカッ」 と音色が変わり・・・

「こちらが、最後と成ります・・組み立てを行う、3課になります。」
と、女性からの説明があり。

ロ-ラ-に乗った、製品が移動され・・・それなりの作業の風景が見れました。
あまり、関心が湧かない 私は、ざっと周りを見渡していると・・・

女性が、私を見て・・・塗装場は、別棟のになりますが、観ますか?
と出口付近で、外が見えている中・・・もっと、古い造りの建物を指さしました。

少し、傾いてる様な気がする・・同じく、木と錆びついたトタンの建物です。

「いえ・・ 結構です。 帰りますので」 と、答えると・・・
「分かりました、お疲れ様です」と返事があり。

私も、「お疲れ様でした」と、挨拶をして・・その会社の面接が終了しました。
想定外が多すぎて、ある意味で本当に疲れた面接でした。

この後に、現職の1ヶ月の引き継ぎが終わり・・・この会社に報告がてらに、電話を入れて足を運ぶのですが・・・

更に、想定外の以外な対応に、愕然とする事になるとは・・・私の想像の域を遥かに超えている展開でした。

再開・・・「確認」

先方に電話を入れて、現職を辞めて来たことを報告しに向かいました。

その会社名は、㈱ 松林工場と言います。 勿論、偽名です。
本名は、書けませんので・・・

・・・こちらに、よって来た男性は・・・
あの、面接に対応した方でした・・・「えっ?、あのひと・・・社長だったん?」

私の、常識が・・・「ピシッ」とヒビが入り・・割れそうな・・???
トドメは、社長の次の一言でした。

「どちら様でしょうか?・・・ 面接に来られたんですかね?」

私は、・・唖然として・・・ なんて言えば、いいんだ~ぁ・・・

その内に、感情は苛立ちと怒りに変わり・・・

少し、強めの口調で 「一月前ほどに、あなたに、面接をさせてもらった!! 川島です。!!」

すると、「ピン」 ときた様な顔して・・・
「あああ~ あの時の・・ 直ぐには、働けないと言ってたああ~」

返事するのも、どうでもよい気分でしたけど・・・
取り敢えず、常識として・・・

「そうです。 こちらでお世話になれる準備ができましたので・・・いつから働けばよいのか・・相談にうかがいました!!」

「それだったら、明日からでもいいよ。」

すごく早い、簡単な回答でした。

なんかああ~、どうでも良いやあ―と思いながらも・・・
「じゃ、明日からお願いします」 と答えてしまいました。

「失礼します」と、さっさと、その場を去り・・・
(・・もう、どうでも良い感じで、何か疲れた)
帰って、早めに・・寝ました。

どうでもよい・・「初出勤」

「リ--ン」 「リ~~ン」

目覚まし時計の音が、鳴り響く中。
時計の針は、午前7時を指しています。

今日は、あの、㈱ 松工場に初出勤する日です・・・

正直、気が重い・・・体も重い・・・し、眠い。

重い体を、気合で引きずりながら・・・歯を磨き、顔を洗い。

朝食も取らずに、車のキ-を回す。 「キュルルルル・・・・キャルル-」
「ドルン ウォン!!」 ツイカムエンジンの音が響く・・・エンジン音を聞いて気分が、少し軽くなったような・・・アクセルを何回か踏んで、自分の気持ちと心に・・・・やる気の、エンジンも少しは、回ったような・・

家から、工場までは10分間のドライブ・・・何か、物足りない間に会社に付いて、 「顔を、叩き! 気合を入れて!」 事務所に向かった。

事務所のドア開けて 「おはようございます」 「川島です! 今日から、よろしくお願いします」・・・

結構、大きめの声で、元気に発声したつもりだが・・・反応は、薄く・・社長の指示で事務員が対応してきた。

(期待している事もないので、落ち込む事なく) 事務員の説明を聞き、二階の着替え室へと、軋む木製階段を上った。

さすがにもう、驚く事はないだろうと思っていたが・・・この更衣室を今後、利用する事はないだろうと思った。 「ひどすぎる・・環境だ」・・・

ある程度の説明も、終わり・・作業現場に向かった。
「ここが、生産一課です、川島さんは、こちらでの作業となります」と説明が有り・・一人の男を、事務員は呼んだ「下山さん」・・「御願いします!」

「ああ・・今度入社した人が、来るんだったね」と小走りで男性がよってきた。
「こちらが、この課の課長をしている 下山さんです」と事務員から紹介が・・
「川島です、よろしく御願いします。」と即、挨拶すると・・先方も「よろしくお願いします」の決り文句で、終了。

「ここの、作業場担当の崎山君との仕事になるから」・・「崎山君、川島君と言うけど、仕事を教えて」と言って、下山さんは去っていった。

(なんて・・そっけない対応だなぁ-と、思い) 川島です・・よろしく・と言い終えないうちに・・

俺が、この機械で 材料を流すから・・川島さんは、ここでカットされた材料をこの台車の上・・これと同じ様に乗せて。





久しぶりに、更新しています・・(今、取り組み同時に進行している)物が多すぎて・・これを、読んでもらってる方には「申し訳け御座いません」。

現在、サイト中には 色々と出していますけど・・始まりは、この「運命物語」です。小説風にアレンジしていますけど・・「実話」です。
現在も、進行中です・・ただ・・このサイトを、立ち上げて 必死に取り組む事により 精神的には、落ち着くことができています。

「何があった?」となると思います・・進行に、差し支えるかなと、思って止めてましたけど・・精神的に落ち着き、本音と言う意味で語ります。

この物語で、掲載している場面は・・32年前の事柄です・・私は、来年で定年退職となります。 今の社長に、5年前に裏切られました・・そのショックで、何も、手につかずにいた状態から・・抜け出そうと 必死に独学で学んだ中に・・(自分のサイト立ち上げ)がありました。

多分ですけど・・「努力は実る物」だと、信じていたかったのでは・・ないのかなぁ と思います。 大半の時間を(漫画作成)と(サイト運営)をできるための「知識」と「技術」の修得に使いました。

つまり・・もう一回、「努力は実る」とチャレンジして、証明したいんだと思います・・そうしないと「自分の人生」は、無駄な努力の集大成でした・・で終わり・・(憤り)(情けない)(裏切り者)(敗者)(人生)と色々と、単語が頭に浮かんで、その重さに耐えられないで、自己崩壊しそうでした・・それを、防ぐ手段として「運命」を掲載したんだと・・今なら理解できます。

22歳で、パソコンを購入(当時は、PCの存在を知っている人が居ない時代)して、プログラムを独学で(N88BASIC語・マシン語・FORTRANにCOBOL語・C言語)と進み・・ソフト使用修得に(Shade・Photoshop・Illustrator・エクセル/ワ-ド)と並行して(マクロ・スクリプト・JAVA)と全て独学でした。

当時、昭和61年は情報処理関係の仕事がやりたくて・・働ける会社を探していましたけど、時代が時代だけに・・存在が少ない職種企業でした・・取り終えず腰掛け半分での、今の会社への就職となりました。

流れとしては、就職して・・現社長が、私を頼りにしている様なので、全てを話しました・・辞めるつもりでの、正直な本音を話した所・・「共に、会社を成長させないか」見たいな、熱意に負け・・今の会社で、努力し頑張り続けました。

努力の結果は、従業員のボ-ナスを毎年・・10万円ほどアップさせ・・賃金も最低5千円は、3年連続で叶えました。
その他として、慰安旅行の行き先を、近場ですましていたのを・・沖縄・北海道・ハワイと豪華にして行くことに成功しました。

その後、仕方なく(係長)をひきうけて・・組合の組合長も入社しだてで、2回ほど選ばれ・・仕方なく頑張ってきました。
ただ、予測はしていましたけど・・バブルが、はじけてからは 中国進出も重なり・・会社の伸びは、減速して行きました。

平成26年に、いきなり・・何の説明もなく・・みんなの前で、改革を始めると言って・・係長の役を降ろさて・・約束していた(企画で働く)も、社長夫人がする事になりました。

良い人とか、悪い人で言えば・・社長は、良い人ですけど・・「共に、本音で語り」行動を共にした社長から、未だに・・約束を破った理由を聞けません。

今の会社では、努力は無意味ですし・・何かに貢献したとか、良い結果を出す・・実力なども、意味を持ちません。 
意味を持つのは・・社長夫人と何らかの継りがある事が、最優先と言う、会社になりました・・現在のメイン社員は、娘も加わり・・社長夫人が探して、入社してきた、大卒者3名で構成されたものが、営業/企画と呼ばれています。

5年間、黙って結果を見てきましたけど・・従業員の待遇が、良くなるような結果は、出ないままです・・社長の奥さんが、提案したとなっている、2つのデザインの机は・・最高に売れた方のデザインは、私のデザインのパクリですし・・もう一つは、イタリアの展示会のパンフレットからの、写真デザインをパクって使っていました。・・・私だけが、知ってる真実ですけど・・奥さんには、実力がないと言える、現実でもあります。

以上の事から・・負けたくない・・もう一度・・努力しよう・・この真実を、語れないまま・・終われない・・が、今の私の行動に、連結しているのは、間違いないでしょう。

コ-ヒ-タイムには、ならなかったですね・・すみませんでした。
この体験談が、見てくださってる方の「人生」に置いて・・役に立つかは、解りませんけど・・歴史の様に、(知っている)知識は 何かに例えて利用できますし・・教訓となります。
今後も、この経緯を詳しく、小説風に掲載して行きますど・・みなさんが、教訓として生かされる事ができれば幸いです。
お疲れ様でした・・