素人の方が最初の問いだと思いますので、説明したいと思います・・「全世界にユーザーがいるオープンソースの3DCG制作ソフトウェアです」が簡単な説明です、無料の3D関連のアプリと言った方が分かり易いかもしれません。
この「3DCG制作」が幅が広く、高機能な使い方が枝葉の様に分かれた使用方法に知識習得となるので挫折される方も多いと聞きます。
逆に言えば、使える人が少ないので「価値」となり職業として重視されるとも聞きます。
比較する「3DCG制作ソフトウェア」に有料のMayaがあります。
Mayaは3DCG制作の中でもっともシェアが高いソフトですけど、Mayaを利用するためにはライセンスの購入が必要です、価格は1ライセンスあたり1年間で248,000円(税別)と高額です。
最近では重ねる「バージョンアップ」 で、BlenderがMayaを抜いたと聞くほど性能は高機能・高性能と高いです(無料で使えるとは思えない程)。
その中で、デメリットで聞くのが使い方を理解しにくいとあります「ジオメトリノ-ド」も特殊な使い方をしますけど、インスタンスを使うことで超高速で結果を処理します。
「インスタンス」とは何?となるのが当たり前が「素人の方」ですので、専門用語の説明から始めていきます。
初心者の方は、ここで説明しています、【Blenderジオメトリーノード】これだけは知っておきたい!基本用語と概念を徹底解説
🟢 ジオメトリ (Geometry): 緑色の「粘土の塊」
ノードを流れる緑色の太いケーブルが運んでいるものです。
- 意味: 3Dの形そのもの(立方体、球、キャラクターなど)。
- ノードの意図: ノードツリーのメインの流れを担う、「形」のデータ全体を指します。
- 素人へ方:ノードで一番大事なデータです。ノードツリーの緑色のケーブルが流しているのは、あなたが最終的に動かしたい「粘土の塊」そのものだと思ってください。この塊全体を動かすのが「ジオメトリ トランスフォーム」ノードの役割です。
📍 ポイント (Point): 3D 空間に打たれた「座標ピン」
最も基本となる要素で、ジオメトリノードの操作は、結局この「ポイント」の座標をいじることに尽きます。
- 意味: メッシュの頂点、カーブの制御点、3D 空間内の位置を持つすべての要素。
- ノードの意図: 位置と変形の基準となる、最小単位の情報。
- 素人へ方:3D 空間に打たれた「座標ピン」のことです。Blenderのモデリング作業で「頂点」を選ぶのと同じです。ノードでメッシュを波打たせたり、ランダムに動かしたりする「Set Position」ノードは、この「座標ピン」の位置を一つ一つ書き換えるために存在しています。
🏷️ 属性 (Attribute): 各パーツに貼られた「付箋(ふせん)」
これは、目に見えない情報ですが、ノードシステムで最も柔軟性が高い概念です。
- 意味: ジオメトリの各要素(ポイント、面など)に個別に持たせることができる情報(色、粗さ、カスタム名、乱数値など)。
- ノードの意図: 要素ごとに異なる指示を与えるためのデータコンテナ。
- 素人へ方:3D のパーツ(頂点や面)一つ一つに、あなたが自由に貼れる「付箋」だと想像してください。例えば、「この付箋に 『錆びている』 と書いてある場所だけを、ノイズで深く凹ませろ」といった細かい指示を出すために使います。
🖼️ インスタンス (Instance): データが軽い「影のスタンプ」
大量の複製を扱う際の、パフォーマンス(処理速度)に直結する概念です。
- 意味: 元のジオメトリの形を参照するだけの、軽量な複製データ。元のデータは1つだけメモリにあり、インスタンスはその参照情報しか持ちません。
- ノードの意図: メモリを節約し、処理を軽く保ちながら、数千・数万のオブジェクトを配置・制御するために設計されています。
- 素人へ方:3D で森を作る際、木を1000 本、普通にコピーするとパソコンが悲鳴を上げます。インスタンスは、木の形を覚えた「影のスタンプ」1000個押すようなものです。だから、軽いまま大量に配置できます。これが、破片(コレクション)を扱う際に「インスタンス トランスフォーム」ノードを使う理由です。
📏 要素 (Element): ジオメトリを分ける「切り口」
属性が「どこ」に付着しているかを示すための分類です。
- 意味: 属性が付着するデータの種類(ポイント、エッジ、フェイス、インスタンスなど)。
- ノードの意図: 属性を頂点ごとに適用するのか、面ごとに適用するのか、インスタンスごとに適用するのかを区別します。
- 素人へ方:ジオメトリのどの部分に付箋(属性)を貼るか、「切り口」を決める言葉です。「ポイント」(頂点ごと)に色を塗るのか、「フェイス」(面全体)に色を塗るのか、といった適用範囲を指定します。
Blenderのジオメトリ用語を素人の方にも理解しやすい様にまとめてみましたけど、多分ピンとこないが本当の所だと思います。
実際にBlenderで操作しない事には「理解できた」とは言えないでしょう、今後も「Blender素人」シリーズとして投稿したいと思います。
補足として、簡単なジオメトリを使った例を上げておきます。

この図はBlenderの「ジオメトリノ-ド」専用の作業エリアを表示しています。

この図は「ジオメトリノ-ド」を繋いだ様子です、同じ様にノ-ドを繋げて球体を立方体に近づけると下の動画となります。
意味は解らないと思いますけど「ジオメトリノ-ド」を上の図の量を繋ぐと、この位の動画作成はできますの説明として・・少しでも分かれば幸いです。


